10月26日(木)メディアタイムズにリカ役で芦田愛菜が出演。今回はその第2回「写真は”ありのまま”を伝えている?」。
大人気のスイーツのお店の話でもりあがっているリカとキョウコさん。そこへコーヘイがやってきて、リカの撮影した写真を見る。「これ人気なの?」とコーヘイは言う。すると、後藤さんもやってきて「確かに、美味しく見えない」と。写真の写りがイマイチのよう。どうやら写真の撮りにはコツがあるようだ。そこで、今回コーヘイが取材をしてきた、あるガイドブックの制作会社の映像を見る事に。
◆ガイドブックの制作
冬の特集号の制作の為、打ち合わせの真っ最中。取り上げたのは、家族で遊べる出かけスポット。編集の狙いを担当者に聞いた。すると「冬はインドアになりがち。親子で全力で遊ぶ全力感が出る本気の顔をいかに撮影するかがポイント」と話していた。
◎撮影篇
・トランポリンとクライミング
制作者達がやってきたのは、屋内でも体を動かして遊ぶことが出来る施設。トランポリンやクライミングがあり、冬の特集には最適。そこで子連れの家族に体験してもらい、今回の特集のねらいを伝え、どうしたらうまくとれるか、打ち合わせをし撮影をしていく。
・ルーズとアップ
クライミングでの撮影は、全体の様子がわかるように”ルーズ”といわれる方法と、カメラのズーム機能(きのう)を使い、目的の人物を中心に大きく写した”アップ”という方法で撮影。アップだと真剣な表情がよく見え、ルーズだと壁の大きさや全身がわかる。目的に応じて撮影方法を変えているのだという。
・あおりの撮影方法
トランポリンでの撮影。最初は正面から。次に元気いっぱいの姿を撮影する為、カメラの位置を変え、寝転がって撮影。これが、カメラを低い位置にかまえて見上げるように撮影する”あおり”という方法。カメラマンは、工夫を重ねて撮影しているのがよくわかる。
リカは「どうとるかによって、伝わる印象がずいぶん変わるんだね」と。するとコーヘイは、タブレットを手にし、後藤さんを”アップ”と”あおり”で撮影。偉そうな表情や真剣は表情が写しだされた。でも写真の表現にはまだ工夫があるのだとか。
◎編集篇
・魅力が伝わる写真選び
撮影3日後、写真のチェックをしていた制作者。400枚以上の中から選択していく。クライミングの紹介ページの写真。選び出したのは、壁を登る男の子の写真だった。読者には、真剣に取り組んでいる方が、その施設の魅力が伝わると考えたようだ。
・見せたいものを引き立たせる”切り抜き”
周りの照明などが写っていると、目玉となる遊具などが見づらくなってしまう。写真をもっと魅力的に見せるため、写真を切りぬき、見せたいものだけを見せ、写真を明るくしたり色を強調したり工夫をしている。
このように、読者が行ってみたくなる工夫がたくさんされているのがわかる。
「ふだん見ている写真には、見やすく工夫されているものもある」とキョウコさん。すると後藤さんがタブレットを操作し、写真が鮮やかになったリカのスイーツの写真を見せる。「わぁ、綺麗!」とリカ。今度はコーヘイが操作し、トッピングの増えた写真に。「これはやりすぎでしょう。だってうそになっちゃうもの」とキョウコさん。「これくらいやってもいいんじゃないかな」とコーヘイ。後藤さんが「じゃあ、リカが言うように、そのままをとってるけどおいしそうに見えない写真と、コーヘイが言ってる、加工されているけどおいしそうに見える写真。お店のチラシにのせるとしたら、どっちにする?」と言うと、最後は「う~ん・・・・」と考え込んでしまうリカでした。