2018年12月30日(日) 21:00~23:15の、たけしの新・世界七不思議大百科第6巻に芦田愛菜がゲスト出演。
須黒清華さんに、エジプト行った事はあるかという質問に対し、芦田愛菜は、「ないです」と答えていた。
ちょうど歴史の授業で習ったばかりと言う芦田愛菜。何か覚えているかと言う質問に、「ピラミッドは王の墓で権威の象徴と書いてありました」と答えていた。ところが、吉村作治さん は「忘れた方がいい」と言う。クフ王の墓だというのは忘れた方がいいようだ。
◆驚愕の新事実!ピラミッドは墓じゃない!
名古屋大学の研究チームが去年、宇宙線を使ってクフ王のピラミッドの内部透視を実施。その結果は・・・30m以上の巨大空間が発見され、クフ王のミイラや財宝などが隠されている可能性 が!やはりピラミッドは王墓なのか。俳優の桐山漣がその謎に挑む。
・大エジプト博物館
最初に訪れたのはエジプト・ギザに建設中の大エジプト博物館。総工費は何と1000億円、48万平米(東京ドームだと10個分)の総面積に10万点にも及ぶ展示品が揃うこの博物館は、世界最大級。この大エジプト博物館で修復士として働く日本人の西坂朗子さんが修復センターの様子を案内。ツタンカーメンの王墓から発見されたエジプトの至宝の数々。副葬品の修復作業が行われている。現在修復に力を入れているのは、来世での暮らしの為に作られた儀礼用のベッドだとか。そんな大エジプト博物館の館長が見てみたいと話すのが、ピラミッドを築いたクフ王の秘宝なのだそう。
副葬品が総額300兆円とも言われるツタンカーメン。だが、クフ王は圧倒的な権力を持っていたとされ、もし発見されたとすれば、価値は予想も付かないほど莫大となるようだ。
・三大ピラミッド訪問
次にギザの三大ピラミッドを訪れた。クフ王のピラミッドは世界最大の高さ137.5m。巨石の数はというと、何と300万個にも及ぶ。クフ王は紀元前26世紀、古王国時代にピラミッドを建設させたと言われている。ところが、近年の研究で、クフ王は給与としてパンやビール、羊の肉などを与えて労働者と契約を交わしていたことが判明したのだ。
・非公開の内部へ特別潜入
桐山漣はクフ王のピラミッド内部へ。埋葬室とされる王の間へと辿り着く。しかし、偉大な王の埋葬室としてはかなり質素な作りであった。古代エジプトの権威である吉村教授は、「埋葬室に壁画がないのは不自然なことだ」と言っていた。巨大空間の存在をエジプトの学者らは否定。吉村教授はエジプトからの再調査依頼を受け、来年にも大規模な科学検証に挑むそうだ。巨大空間ではなく極小さな空間があるはずと予想する吉村教授。ピラミッドは墓ではないため、埋葬室は存在しないと断言した。
・カフラー王のピラミッド内部特別公開
クフ王のピラミッドの隣にある、息子のカフラー王のピラミッド。一般公開していないそうだが、桐山漣は特別公開して潜入。壁にはイタリア人の冒険家ベルツォーニがここを訪れた際に残した落書きがあったが壁画や装飾は一切なく、副葬品なども見つかっていないという。
3大ピラミッドについて、いずれも墓ではないと吉村教授。吉村教授としては、複合墓としてクフ、カフラー、メンカウラーの3人が一緒に埋葬されているのではないかという。
芦田愛菜の疑問:「そもそも、何でああいう・・・何て言うんですか・・四角すい?っていうか、何であの形になったんだろうなって思いました。」その回答として吉村教授は、ピラミッドがあのような形になっているのは最も安定した形であるからだと説明した。
スタジオにピラミッドのジオラマが登場。「もしあなたが大王だったらどこに墓を作る?」という質問がされた。
芦田愛菜は「何かさっき、皆一緒のお墓かもしれないとおっしゃってたので、もしかしたらお母さんの隣かなって思ったりします」と言い、その位置に自分のピンを置いた。
そして、『次のVTR、芦田編集員お願いします!』と須黒清華さんに言われ、芦田愛菜は「はい!クフ王の真の墓はどのようなものだったのか!鍵を握る二つの墓に潜入!日本初公開の黄金の秘宝もあります!」と完璧な口調でVTR内容を紹介した。ビートたけしさんはその紹介の上手さに「うまいねぇ。すごい天才だねぇ」と芦田愛菜を賞賛した。
・日本のテレビ初潜入!クフ王の謎を解く
ピラミッドから車で1時間。クフ王と同じ古王国時代の大臣メレルカの墓が残されているという場所へ。壁画やレリーフで飾られた墓は、ピラミッドの質素な王の間が埋葬室ではないことを鮮明に物語っていた。メレルカの墓の部屋数は30以上、奥行きは40メートルにも及ぶ。クフ王の墓はこれよりさらにスケールが大きいものと予想される。桐山は、地下15mの場所にある埋葬室へ日本初潜入。すると部屋は鮮やかな壁画で彩色されていたことが分かったのだ。
・第二のツタンカーメン
クフ王の真の王墓にはどれだけの秘宝が納められているのか。目安となるのがカイロ博物館にあった。プスセンネス1世の装飾品だ。彼の王墓は1940年にタニス遺跡で発見。盗掘を受けずに発見されたのはツタンカーメンに次いで史上2例目。第二のツタンカーメンと言われている。日本初公開でプスセンネス1世の秘宝の数々を紹介。はるか格上の存在であるクフ王の墓が発見されるとすれば、その副葬品はエジプト史上最高の秘宝となるのは間違いない。クフ王が宝物を盗まれないよう墓を目立たない場所に隠したと吉村教授は考えている。
・クフ王の墓はどんな場所に隠されたのか
クフ王の墓はどんな場所に隠されたのか?その重要な手掛かりがあるとされるクフ王の母のピラミッドへ。
クフ王の母のピラミッドは、クフ王のピラミッドの麓に位置する小型のもの。管理者によれば中には何もなく、わずか10メートルほどの場所に本当の墓が存在するという。地下35メートルまで掘られた竪穴の先で埋葬室が発見され、豪華な副葬品が納められていた。クフは最愛の母の墓が荒らされないよう、地下深くに墓を隠したのだという。吉村教授によれば、クフ王の母の墓はもともと父のピラミッドの近くに造られたが、すぐに盗掘被害に遭っため、急いで場所を移したのだそうだ。
◎トリビアクイズ
問題1:19世紀まで見ることができたピラミッドの姿は?
①逆さピラミッド
②ダイヤモンドピラミッド
③赤ピラミッド
芦田愛菜の回答は②のダイヤモンドピラミッド
正解は①
問題2:ピラミッドを意味する日本語は?
①摩天楼
②通天閣
③金字塔
芦田愛菜の回答は③の金字塔
正解は③
問題3:ピラミッドとスフィンクスを見た幕末の偉人は?
①坂本龍馬
②福沢諭吉
③西郷隆盛
芦田愛菜の回答は②の福沢諭吉
正解は②の福沢諭吉
・非公開の地下には一体何があるのか?
クフ王のピラミッドには知られざる地下室があるという。特別公開された地下室に潜入。100mにも及ぶ下降通路を進んだ先にあったのはピラミッドの頂点からほぼ真下に作られた地下の間。岩肌はむき出して壁画も何もない。この空間について、吉村教授は古代エジプトの太陽信仰が関係していると語る。
ピラミッドの古代名は「メル(昇る)」と言い、太陽神を天空に昇っていかせる装置であることを示している。マヤ文明はエジプトとの共通点が多く、建造物は太陽信仰と密接な関係があったとされている。高さ24メートルあるピラミッド「エル・カスティージョ」は太陽の運行を精密に計算し設計されたものである。取材スタッフは特別に許可をもらい内部へ潜入。中にはチャックモールと呼ばれる石像とジャガーの玉座が置かれていた。この空間は太陽神が降臨する場所。生贄が捧げられていた。ピラミッドは王の交代の度に増築され、三重構造になっていることが判明したという。3人の王が交代する度、より太陽に近付こうと高さを増していったと考えられている。内部調査では内部にさらなる未知の空間が発見され、そこは最も内側のピラミッドの頂上とされる部分だが、埋葬室かどうかは不明だとか。
メキシコには数千基ものピラミッドがあると言われているが、王の遺体が発見された例は一割未満。地中調査によれば、ピラミッドの地下にはセノーテと呼ばれる泉があることが発見された。ユカタン半島には地下水の溜まった水中洞窟がたくさんあり、地表が陥没してセノーテができるため、広大な水中洞窟への入口となっているのだとか。世界最大の水中洞窟にはピラミッドの謎を解く手がかりがあるという。その洞窟に世界で初めてテレビカメラが潜入。全長346キロメートルにも及ぶ水中洞窟の岩棚にあったのは古代マヤ人が捧げたと思われる物。地下の水中洞窟は「死者の世界」として神聖な場所だったのだという。
芦田愛菜は「水中洞窟って、すごい神秘的な場所で、あれって何か意味があったりしたんですか?」と吉村教授に質問した。すると、吉村教授は「川とかはないんです。その代わり石灰質だから、洞窟が出来てああいう形になって、雨水が溜まって・・・聖なる場所ですよ」と言っていた。
エジプトとメキシコのピラミッドの共通点について、吉村教授は古代の人間が太陽に近付こうと高い建物を造っており、それがメキシコやエジプトなどに残っていると話していた。
◎トリビアクイズ
問題1:古代マヤ人は生贄になる前にしたことは?
①サウナ
②熱湯風呂
③マッサージ
正解は、①のサウナ
問題2:翡翠のユニークな利用法は?
①美容のため粉にして飲む
②ゴーグルを作って目を保護
③歯に埋めて使う
芦田愛菜の回答は①
正解は、③の歯に埋めて使う
芦田愛菜がVTR内容を紹介
「メキシコのピラミッドの地下で行われていた驚愕の儀式とは?いよいよ闇の空間に潜入!画力 凄すぎ!」
・驚くべきエジプトとの共通点が明らかに!
メキシコのピラミッドには地下空間が広がっており、地下洞窟は地下15mを100m以上広がっている。トンネルの先にはピラミッドの中心に巨大な空間が十字架の形状をしていた。エジプトのピラミッドと耕造は似ていた。かつてセノーテのような水中洞窟で奇妙な儀式が行われた。ゴム製のボールや金属製のボールを発見されている。太陽の象徴を巨大空間に捧げていたとみられる。太陽は地下に沈み地下から昇るという物語を表現しているという。吉村作治教授の太陽信仰の象徴であるピラミッドは太陽の再生装置という説と一致。
・クフ王の墓の場所が明らかに
吉村教授の研究チームが徹底検証しクフ王王墓の位置を特定しているという。1954年クフ王のピラミッドの南に太陽の船が発掘。太陽神と王の魂は船を使ってあの世とこの世を行き来していると思われていた。1987年吉村作治教授は2隻目の船を発見、30年以上経った現在も発掘中。黒河内宏昌教授はクフ王の葬儀の際に埋められた船だとした。
吉村作治教授はクフ王の母のピラミッドは東にあり、西には自分の墓を西に配置していると予測。ピラミッド西部墓地に大臣や貴族の墓マスタバが並ぶ。吉村作治教授は半分は偽物のマスタバだという。吉村教授のチームは去年3月に2万坪の調査権を獲得し、調査に乗り出し電磁誘導探査などで西部墓地全域のデータを得た。ある場所で縦100メートル、横33メートルの巨大空間が存在した。また、クフ王の真の王墓を番組独自でCGで完全再現。地下縦100メートル横33メートルの空間で迷路のように広がり地下2階が埋葬室となっている。
・ピラミッド・コードを解け
エジプトのクフ王のピラミッドを取材。クフと息子カフラーのピラミッドはほぼ同じ大きさだが孫メンカウラーのものだけ小さかった。2大ピラミッド(クフと息子カフラーのピラミッド)をライン結び延ばすとオベリスクにぶつかった。ヘリオポリスのオリベスクを取材。管理者は古代エジプトで神殿に建てられたものだと説明。太陽信仰発祥の地でクフ王の古王国時代には神殿があったそうだ。
スフィンクスは、太陽の陽神の化身でピラミッドを守っているという。桐山は気づいた。カフラーのピラミッドの真正面ではなくずれていると指摘。それは計算がされていると桐山は予測。チチェン・イツァでは春分・秋分の日には階段に羽毛の生えた蛇が表れるように設計されている。そこで、春分・秋分の日の太陽の動きを調べると、スフィンクスから見て春分の日は太陽はカフラーのピラミッドの左端に、夏至の日はクフとカフラーの真ん中に沈む。そして調査後、桐山は夏至の日のスフィンクスから2大ピラミッドの方へ太陽の沈む方向へ進んでみた。すると、吉村作治教授が指摘したクフ王の墓があるという場所に当たったのだ。
吉村教授はピラミッドの間に太陽が沈むことを「アケト」というあの世とこの世の再生を示すものだと説明。スフィンクスは古代名ホルエム・アケト、クフのピラミッドの古代名はアケト・クフである。そして2021年に吉村教授は発掘を開始する。
芦田愛菜は「教科書と全然違いますね」と言っていた。
・黄金のクフ王墓が蘇る
芦田愛菜がVTR内容を紹介。
「たけし大百科オリジナルの映像でクフの墓の全容を再現!えー!っと驚くスケールになっています!」
クフ王の真の王墓を番組独自でCGで完全再現した。地下縦100m横33mの空間で迷路のように広がり地下2階が埋葬室となっている。
番組独自CGで完全再現した映像を見た感想で芦田愛菜は「凄かったです。中が・・壁画でこう覆われてて、想像つかないです」と言っていた。
・2021年の発掘開始について
芦田愛菜「私も楽しみですね、何か・・自分の目でその(王墓)の発見したニュースとか見れたりするのが凄く楽しみです」と話した。
2021年の吉村教授の発掘がとても楽しみである。