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メディアタイムズ2018年度第12回「伝える意図を明確に 映像編集」に芦田愛菜

10月25日(木)メディアタイムズにリカ役で芦田愛菜が出演。今回は2018年度第12回「伝える意図を明確に 映像編集」。

◆リカの相談
昔のドラマにハマッているコーヘイ。ディレクターのまねをしている様子。後藤さんとキョウコさんは、それを見て呆れ顔。そこへ、リカが相談にやってきた。「学校の授業、町でで評判のケーキ屋さんを紹介しようと、撮影して編集しているんだけど、なかなかうまくいかなくて。で、プロの皆からアドバイスもらおうかなって」という内容だ。すると「お父さんにまかせなさい」と後藤さんが言う。

◆ケーキ屋さんをしょうかいする映像
リカがタブレットで映像を見せる。それは画面に映ったケーキ屋さんが、イチオシのケーキについて話している映像だけ。コーヘイは「イマイチ」と。キョウコさんは、「全然伝わらない」とマイナス評価だ。すると後藤さんが、「お店を外からとった映像ある?」と聞く。リカは「うん」と答えると、「ケーキの映像をつけて、説明のナレーションも入れる。ちょっとやってごらん」とリカにアドバイス。

◆「編集でずいぶん変わるんだね」
編集して20分後…「できた!」とリカ。まず、お店の外観と『こちらが、今まちで評判のケーキ屋さん』と、リカのナレーションで始まり、店長を紹介する。店長が『これがいま、うちでイチオシのケーキです』と言ったところでお店のケーキをうつす。その映像に、『厳選したブランドイチゴと濃厚生クリームのコラボレーション』という言葉を上手く被せ、『ぜひ一度、ご賞味ください』と言う店長の映像でラストを飾った。「ずいぶんよくなった」とキョウコさん。リカは「編集でだいぶ変わるんだね」と。するとキョウコさんが、「そうだ、コーヘイくん。番組の編集を取材した映像、リカちゃんに見せてあげて」と言う。

◆映像編集者を取材
・情報番組の予告映像を編集する
今回取材したのは、映像編集の担当者。NHKの情報番組『ガッテン!』の予告映像を担当している方への取材だ。『ガッテン!』は、普段の生活での疑問を、さまざまなアプローチで徹底解明する番組。今回のテーマは、「ピーマン」。ピーマンの魅力を伝える45分の番組をより多くの人に見てもらうために、25秒の予告動画を作るという。ピーマンが嫌いではなが好きでもないという人をターゲット。「ピーマン革命」というフレーズを考えたそうだ。

・否定して逆に魅力を強調
編集する担当者。映像を25秒にまとめた。「次回の『ガッテン!』は…。時は来た! 2018年、ピーマン革命。ピーマンの味が、激変する。もう、苦いだけなんて言わせない」という予告。そこからさらに、魅力的な予告にするために、映像に改良を加えていく。まずは、冒頭の映像を変更した。最初のカットで『ピーマンで感動したことがない』という、ピーマンに否定的なコメントに変更。あえてピーマンの否定から入ることで、逆にピーマンの魅力を引き立たせるというというのが狙いだ。

・魅力を具体的に表す映像を
まだ満足はしない。担当者が目をつけたのは、ゲストの「小籠包みたい」という言葉。ピーマンのジューシーさを小籠包にたとえたカットを入れた。そして完成した映像は、「次回の『ガッテン!』は…。『ピーマンで感動したことがない』。時は来た! ピーマン大革命。きらいだった子どもが、『おいしい』。…『小籠包みたい』」という映像だ。具体的になり、思わず見たくなる予告へと変わった。「意図とかねらいとか目的を理解し、それが相手に伝わるように映像を編集することが大事だ」と担当者は答えていた。

◆何を伝えたいかを考えて映像を選ぶ
「多くの人に見てもらうためにいろいろ工夫しているんだね」とリカ。何を伝えたいかを考えたうえで、それにあった映像を選ぶ。意図を持って編集することが大切。しかし気をつけなきゃいけない事は、編集によって映像がまったく違った意味にもなる事であると後藤さんは言っていた。

そしてある映像を見せた。それは・・・「ねえねえ、好きな食べ物は何?」と女の子が友達に聞く。聞かれた友達は、「ケーキ! あまいし、見た目もカワイイもん」と回答。「じゃあ、きらいな食べ物は?」と聞かれ、「ピーマン! 苦いし、においがきらい」と。

◆編集によって意味が変わる?
「ありそうな会話だね」とリカ。すると今度は編集を変えて入れかえた映像を見せる後藤さん。「ねえねえ、好きな食べ物は何?」と女の子が友達に聞きました。聞かれた子は、「ピーマン! あまいし、見た目もカワイイもん」と回答。「じゃあ、きらいな食べ物は?」と聞かれ、「ケーキ! 苦いし、においがきらい」と回答する映像だ。「えーっ? さっきと意味が逆になってる! ケーキは苦くないのに」とリカは驚く。「これが、”編集によって意味を変える”ってこと」と後藤さん。

◆現実そのものではないこともある
「これは事実をねじ曲げちゃっているから、作り手としてはやっちゃいけない行為」とコーヘイ。しかし実際では、それが行われていて、問題になっているケースもあるのが現状だ。メディアから流れる映像は、視聴者にとって魅力的な編集になっている。見る側も、現実そのものでは無い事を理解して見る必要があると言える。すると、後藤さんが「あ、そうだ。前にコーヘイと僕とで別々に編集したスポーツニュース用のサッカーの映像。あれもわかりやすい」と言いだす。そして、後藤さんの編集映像から見ることに。

◆同じサッカーの試合映像、編集がちがうと…
全体が把握しやすいカットで編集されていた。「試合全体の流れがわかるような編集」とキョウコさん。「どうやって得点が入ったのかよくわかるよね」とリカ。続いてコーヘイが編集した映像。迫力のある”寄り”のカットで編集されていた。「わぁ、すごい迫力! 臨場感があるね!」とリカ。「だれがけっているのか、ちょっとわかんない」と後藤さん。

◆試合の流れがよくわかる編集か、迫力がよくわかる編集か
「試合の流れがよくわかる後藤さんの編集、迫力満点のコーヘイくんの編集。映像は、多くの人に見てもらう事を目的にしている。だからコーヘイくんの、迫力のある編集の方が求められることが多いかも」とキョウコさん。「見てもらうために人を引きつけることも大事」とコーヘイ。しかしそればっかりだと内容がよくわからなくなる事もあるでは?と後藤さん。「試合の流れがよくわかる編集か、得点シーンの迫力がよくわかる編集か、どっちがいいと思う?」とキョウコさんに聞かれ、「うーん…」と考えこむリカとコーヘイであった。

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メディアタイムズ2018年度第9回「何を選んで伝える?テレビニュース」に芦田愛菜

9月13日(木)メディアタイムズにリカ役で芦田愛菜が出演。今回は2018年度第9回「何を選んで伝える?テレビニュース」。

◆「テレビニュースなんて…」
リモコンを取り合いをしているコーヘイと後藤さん。後藤さんは、どうやら近くに大型ショッピングモールができるっていうニュースが気になるようだ。「そんなのどのチャンネルでもやりますよ」とコーヘイ。「この番組がいい」と言う後藤さん。するとリカが、「テレビニュースなんてどれも同じでしょ」と。後藤さんとコーヘイに「リカ、おまえ何てことを…」と急に言われてしまい、リカは状況がのみ込めず「えっ、今何かわたし、変なこと…?」と言う。

◆「どれも同じ」なんて言ったら…
「リカちゃん、今、何て言ったの?」とキョウコさん。リカが「いえあの…テレビニュースなんて…」と言いかけ、「『どれも同じ』なんて言ってないわよねぇ」とキョウコさんがリカに突っ込む。キョウコさんは、もともとテレビ局でニュース番組を作ってたようだ。後藤さんが小声でリカに対し、『どれも同じ』なんて言ったら…」と言うと、「そういうこと早く教えてよ!」と、焦り気味になるリカ。そして「や、やっぱりこの番組がいいなぁ」とリカは言い直す。すると、キョウコさんのご機嫌を取るかのように「今回はテレビニュースの取材にしよう!」と後藤さんがコーヘイに提案。すると「わたしのテレビ局の知り合い紹介してあげるからしっかり調べて!」とキョウコさんは言うのであった。

◆NHKニュースセンターを取材
・テレビニュースはどう伝えられるのか
今回訪れたのは、東京にあるNHKのニュースセンター。国内外から24時間、様々なニュースが集まって来る。ニュースを伝える番組の一つが、平日21時から放送している『ニュースウオッチ9』というニュース番組だ。政治や経済の話題、天気やスポーツなど世の中のさまざまな動きを伝えている。今回は、この番組の編集責任者の一日に密着。テレビニュースがどう伝えられるのかを取材。

・新聞や他局のニュースをチェック
朝、10紙以上の新聞に目を通す。さらに、他局のニュースをチェック。その日に取り上げているニュースがどのようなものかをチェックし、参考にしているのだ。前の日、どのニュースがよく見られていたか、視聴率のチェックも必ず行っている。この日、取り上げようと考えたニュースは、アメリカ軍の輸送機などに関する政治の話題。メジャーリーグの大谷選手の活躍というスポーツの話題。人命救助をしようと土俵に上がった女性をめぐる社会の話題。そして、アメリカのキング牧師死後50年という海外の話題。

・ニュースをしょうかいする順番を決める
次は、それらを紹介(放送)する順番を決める。編集者が考えた順番は…最初に話題性のある大谷選手のニュース。見る人の興味を引きつけ、メインとなる話題である政治関連のニュースを伝える。次に、救命のために土俵に上がった女性の話題、そして海外の話題を伝える事にした。しかし、納得のいかない表情を浮かべる編集者。アメリカ軍の輸送機の話題と、女性が土俵に上がった話題を入れかえる事に。見る側の立場を考慮し、堅苦しい話を続けて見るよりも、命の話も重要と考えたようだ。

・コメントの言葉をぎりぎりまで検討する
命が掛かった状況であっても、女性は土俵に上がってはいけないという伝統を守るべきか、議論が起きていた。「女性も男性も考えるし、意見がきっと違うので、これは世に問うテーマじゃないかと」編集者は言った。最後は、キャスターが番組内で読むニュース原稿のチェックをする。結果、キャスターは『人命がかかっているときは、できる人が率先して行動するべき』というまとめのコメントを考えた。この「~するべき」という言葉が気にかかった編集者、別の言い方ができないものか、放送開始ぎりぎりまで検討を重ねるのであった。

・「視聴者といっしょに考えたい」という思い
放送開始。まずはスポーツや政治のニュースが伝えられる。そして、女性が土俵に上がった話題に。検討が重ねられた結果、まとめの部分は、『人の命がかかったときは、できる人が率先して行動するしかないなと思いました』となった。キャスターの感想にすることで、「視聴者といっしょに考えたい」という思いを伝える結論に至ったようだ。「ニュースを発信していく事で、世の中を住みやすく、良いようにしていきたい。暗いニュースの中にも、世の中をよくしていくヒントはあると思う。ニュースってこんなに面白く、生活に役に立つということを感じてほしい」というような事を編集者は語った。

◆丸っきり同じテレビニュースはない
「いろいろ考えて作られているんだね」とリカ。つまり、伝え手によって伝えたい事や伝えるための工夫が異なる。だから同じテレビニュースはないのだ。すると、近くに建設される大型ショッピングモールについてのニュースが始まった。テレビが伝えたのは、『このショッピングモール、すでに建設が終わった他の町では、駅前から客足が遠のき、地元の商店が次々と閉店に追いこまれている』というニュースであった。「地元の店をつぶしてまで作らないほうがいい」とコーヘイは言った。

◆専門家の意見は…
テレビでは専門家は、『建設すべき。毎日の買い物が一気に便利になる。しかもそこにアイスクリーム屋さんなどが出店すると、今まで商店街にはなかったグルメも楽しめるようになる』と言った。「楽しそう!」とリカ。しかし、「でもねリカちゃん。これはあくまでこの人の意見」「必ずしもショッピングモールが良いわけではなく、商店街のほうがいいっていう人もいる。アイスクリーム屋さんも出店できるかどうかわからない」とキョウコさんは否定的。「本当だとしても、マイナス面はないのかってことがわからない」と後藤さんも否定的な回答をした。

◆ニュースは事実だけ伝えればいい?
2人は否定的だが、「それはそうなんだけど、こういう意見を聞くと参考になるし…」とリカ。すると「でもやっぱり建設しないほうがいいんじゃないかな」とコーヘイ。ショッピングモールができたら、商店街に大きな影響が出る。商店が潰れたら、そこで働いている人も困ってしまう。という事だ。そして「このニュースは、曖昧なことは言わずに、事実だけ伝えてくれればいいのに」とコーヘイがさらに言う。

◆事実だけを伝えるか、意見も伝えるか
「こういう専門家の人はいなくてもいいのかな?」とキョウコさん。こういう意見を聞いてしまうと、事実に対して自分で考えたいのに、かたよった見方になっちゃうのではないか?とコーヘイは言う。確かに、コーヘイが言うこともリカが言うことも正論である。すると「ニュースはかたよった見方にならないよう『事実だけを伝える』べきか、専門家じゃないと気づかないこともあるから『意見も伝えたほうがいい』か」と後藤さん。最後は「うーん…」。「どっちだろう…」。考えこむリカとコーヘイであった。

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メディアタイムズ2018年度第8回「どこまでがOK?著作権」に芦田愛菜

8月23日(木)メディアタイムズにリカ役で芦田愛菜が出演。今回は2018年度第8回「どこまでがOK?著作権」。

◆ただでマンガが読めるサイト?
マンガを読んでいるリカ。すると、「あ、『ストレッチマン』! 出たんだ」と言いながら、タブレットの『ストレッチマン』を見せ、「5分休憩」と読み始めるコーヘイ。すると…「コーヘイ!」と後藤さん。見つかっちゃったのかと顔をかくすコーヘイとリカだったが、「君はほんとに…えらい!」と後藤さんが言うと、「え?」となるコーヘイとリカ。「ちゃんとマンガを買って読んでるんだろ? 最近はマンガ家や出版社の許可なく、ただでマンガが読めるサイトで読む人が増えてるからね」と後藤さん。「いわゆる海賊版サイトね」とキョウコさん。

◆海賊版サイトの問題
「ちょっと見て」と後藤さんが皆にサイトを見せる。そのサイトは、マンガがたくさんならんでいる。「これ、何か問題あるの?」とリカ。マンガを買えば出版社やマンガ家さんにお金が入ってくるが、海賊版サイトでただでマンガを読むと、マンガ家さんや出版社にはお金は入ってこないとキョウコさんは言う。「それじゃマンガ家の人とか出版社の人たち、こまっちゃう。なんでこんなことするの?」とリカ。その答えは、サイトを運営している人たちにお金が入る仕組みで、マンガの横に広告がありそこで広告収入が入ってくる為だ。

◆許可なくマンガを公開するのは著作権侵害
「明らかな著作権侵害。著作物ってわかる?」と後藤さんがリカたちに聞く。「マンガとか、映画とか?」と答えるリカ。「写真や絵画、本や音楽も著作物」とコーヘイ。「そういう著作物の作者、つまりマンガや本だったらそれを書いた人。音楽だったら作曲家や作詞家。そういう人たちにあたえられた作品の権利が『著作権』」と後藤さん。「許可なくマンガを公開するのは、著作権侵害。これは見のがせない」とキョウコさん。「はい。バッチリ調べてきます!」とコーヘイ。

◆日本漫画家協会を取材
・被害額は半年でおよそ3200億円
今回訪れたのは、日本漫画家協会(日本漫画家協会は、2014年(平成26年)4月1日に設立された日本の公益社団法人で、漫画家の職能団体)。およそ1400人のマンガ家が会員となっている団体なのだそうだ。こうした事態に協会は、海賊版サイトに対する緊急声明を出した。そこには、『このままの状態が続けば、日本の色々な文化が、ついには滅びてしまう』というメッセージが。マンガの単行本と雑誌の全盛期の売り上げは、約6000億円。しかし最近では電子版(電子書籍)を合わせてもその7割程度だという。これは海賊版の影響ともいわれており、報告では被害額は半年でおよそ3200億円というのだから驚きだ。

◆マンガ家を取材
・マンガ作りの現場では
実際に海賊版の被害にあっているマンガ家を訪問。話を聞かせてくれたのは、マンガ家の赤松健さん。代表作は、『ラブひな』や『魔法先生 ネギま!』。赤松さんは、5人のアシスタントと共にマンガを作っているのだそうだ。細かな作業を繰り返し行い、丁寧に描く。下書きをした後、次の工程は「ペン入れ」。力の加減で線の太さに変化をつけながら、輪郭を整えていく。そして、影や背景を足していく。ストーリーが引き立つよう、入念に仕上げていく。

・マンガ家のやる気を失わせてしまう
1ページ完成するのに延べ8時間。「一生懸命、時間と命を削って描いた作品に関して、海賊版サイトの人達が金儲けを目的に安易にコピーして使うことに、すごく憤りを感じる」と赤松さんは言う。単行本発売日の翌日に海賊版サイトにあがってしまうのが現状。マンガが発売されて買ってもらえる、読んでもらえると期待しているマンガ家、新人マンガ家の気持ちを損ねてしまい、結果としてやる気を失ってしまう人が結構いるそうだ。

・許可を得て絶版マンガを公開するサイト
赤松さんは7年前にあるサイトを立ち上げた。そのサイトで公開しているのは主に絶版になった古いマンガ。およそ5000作品が掲載されていて、すべて無料で読める。これは海賊版サイトではなく、作者が掲載を許可したマンガばかりが並んだ、しっかりとしたサイトだ。サイト内には広告があるが、広告収入は作者に支払われる仕組みになっている。「絶版の作品を見て、『昔こんなおもしろい作品があったのか! 作者は今どんなマンガを描いているのだろう』と新作を買っていただく。という形で回していくのが目標」と赤松さんは言う。

◆「買う」ことはマンガ文化を支えること
「赤松さんのサイトで昔の作品を読んでくれる人が増え、引退したマンガ家が再び筆をとり始めたというケースもある」とコーヘイ。「『買う』という事は、マンガという文化を支えるという意味でもある」とキョウコさん。そのとき、「あ、これはまずいんじゃないか?」と後藤さん。画面を見てると『ストレッチマン』のようだが、宝石泥棒にビル爆破と、ストレッチマンが全然ヒーローではない。これは作者に無断で行っている『二次創作』といわれるもの。原作とは全然違う話をかいているのだ。

◆読者をまどわす「二次創作」
「本物って勘違いする人もいるんじゃないか?」とコーヘイ。昔、子ども達に大人気のマンガで、最終回を勝手に別の人がマンガにして販売したっていう事があったと後藤さんが言うと、あまりにも似ていたから、それが最終回だと思い込む人もいて、話題になったとキョウコさんも続けて言う。すると、「え、でもそれ、作者はすごくいやがるんじゃないかな」とリカ。「まあねえ、作品世界を全然ちがうものに変えちゃったわけだから」とキョウコさん。

◆二次創作を認めるべきか、禁止するべきか
「この悪いストレッチマン、けっこうウケるんじゃないかな」とコーヘイ。「確かに、原作の人気が高まるって事もあるかもしれない」とキョウコさんは言うが、「でも、やっぱり作者は嫌だと思うな」とリカ。「さらに面白いものが生まれたり原作の人気が高まったりする事もあるから、二次創作は認めるべきか?」と後藤さん。「作品を勝手に使ったり、違う話にしちゃうことは作者の気持ちに反するから、全部禁止するべきか?」とキョウコさん。「どっち?」と聞かれて、最後は考え込むリカ達でした。

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