2月7日(木)メディアタイムズにリカ役で芦田愛菜が出演。今回は2018年度第18回「どうあつかう?統計調査」。
◆アンケートの集計をグラフにしたい
いきなり後藤さんがみんなに「はい注目!今ピザとったら食べる人?」と声をかける。ところが、でもだれも返事をせず作業中。「リカちゃんは今それどころじゃないんです」とキョウコさんが言う。リカは、「クラスのみんなから、テレビやインターネットをどれくらい見てるかっていうアンケートをとったんだけど、これ今週中に集計しなきゃいけなくて」。「男子と女子で差がけっこうありそうだから、それがよくわかるグラフにしたいと思っているんだけど」とリカ。すると、「こないだ調査会社に取材に行った映像、参考になるんじゃないかしら?」とキョウコさんはコーヘイに言う。「へー気になる」とリカ。そしてコーヘイに頼まれた後藤さんは、その映像を再生し始めた。
◆調査や集計を行っている会社を取材
・消費者の関心や生活についての調査
今回取材したのは、色々な調査や集計を行っている会社。企業からの依頼のほか、独自の調査も行ってる企業。食べ物に関するアンケートや、消費者の関心や生活に関わることなど調べている。集計データは、商品やサービスの開発などに役立てられる。この日は食事に関するアンケートについて、打ち合わせが行われていた。今回は、年齢・性別・仕事によって食事にどのような違いがあるのか、などについて調査。
・重要なのは質問の設定
調査を行うとき、重要なのが、質問をどのように設定するか。もともと考えられていた質問と、チームマネージャーが質問を直したもの。どちらにも『あなたが朝ごはんとしていちばん食べている組み合わせをお知らせください』という質問があるが、質問の始めに『最近1ヶ月間についてお考えください』という言葉が加えられていた。これは、質問に期間が書かれていないと、何時のことを答えるのか人によって差が出てしまう為である。きちんと期間を区切ることが大切。さらに質問の中の『土日』という言葉を土曜日や日曜日が休日ではない人もいる事から、『休日』という表現に変更。チームマネージャーは「アンケートに回答するのは男性も女性もいれば、若い方、年配の方もいる。すべての方が同じように考えられる質問のしかた、選択肢の表現をすることがいちばん大事。」と言った。ポイントなのは、答えやすい質問作りだ。
・伝えたい内容に応じてグラフを選ぶ
作られた質問の結果をもとにし、データを集め、今度はまとめていく。例として『肉・魚・野菜のなかで最も好きなおかずは?』という質問に対する回答のまとめ。円グラフや帯グラフは、データを割合(パーセント)で示したい場合によく使用されるグラフだ。この円グラフからわかるのは、男の人には肉が好きな人が多いということだ。円グラフの特徴は、どの回答の割合が多いか、パッとひと目でわかる事。一方、帯グラフを使用すると年代ごとの特徴がよくわかる。年齢が上がるにつれて、魚が好きな人の割合が増えている。このように、伝えたい内容に応じてグラフを選び、わかりやすく見せていく。
◆正確な調査のむずかしさ
「なるほど。調査結果をわかりやすくするためにいろんな工夫がしてあるんだね。参考になる」とリカは話す。「でも、正確でわかりやすい調査を目指していても、その結果が世の中の意見とは全然違ったものになってしまうことがある」とキョウコさん。コーヘイが「正確な調査がいかに難しいか、よくわかる話がある」と言う。「なになに?」とリカ。すると、コーヘイが1936年のアメリカ大統領選挙。話をし始める。
◆230万人の回答と3000人のアンケート結果
コーヘイが「『リテラシーダイジェスト』という雑誌は230万人もの読者から回答を集め、共和党ランドン候補の勝利を予想。これに対し、調査会社のギャラップ社は、3000人へのアンケート結果から民主党のルーズベルト候補の勝利を予想」と大統領選挙について話をする。「3000人?さっきり随分少ないね」とリカは言う。「さあ、選挙に勝ったのはどっち?」と問題を出す。「うーん。聞いた人数で考えるとランドン候補が勝ちそうな気がするけど」とリカ。「結果はルーズベルト候補の勝利!」とコーヘイが明かす。リカは「えーっ。230万人から聞いたのに?」と驚きながら言う。「実はアンケートをとった方法がカギをにぎっていた」とコーヘイ。
◆調査する人にかたよりが出ないように
コーヘイは「リテラシーダイジェストがアンケートをとったのは、雑誌の読者。当時この雑誌は富裕層、つまりお金に余裕がある人が買っていた」と話す。「もしかして、お金持ちの人がランドン候補を応援していたとか?」とリカ。「一方のギャラップ社は、たとえ人数が少なくても調査する人の特徴にかたよりが出ないよう様々な人にアンケートをとって、予想を見事当てた」とコーヘイは言う。「調査する人数が多ければいいっていうわけでもないんだね」と、リカが話す。「この選挙がきっかけになって、より正確な調査方法が研究されるようになっていった」と後藤さん。
◆調査結果の見せ方次第で…
「正確な調査が出来たとしても、その結果をどうやって見せるか、気をつけないといけない」とキョウコさんは言う。「正確な調査結果も、見せ方次第でいくらでも印象を変えることができる」と言い、後藤さんはボードに円グラフを描き始める。「ある意見に対して『賛成』が30%、『反対』が30%、『どちらでもない』が40%という調査結果があるとしよう。これが、『賛成』が30%、『賛成ではない』が70%という言いかたも出来る」。「あ~本当だ。賛成していない人が多いみたいに見える」とリカ。「逆に、『反対』が30%、『反対じゃない』が70%とも伝えることがでますね」とコーヘイ。「あ~今度は、賛成している人が多く見えるね」とリカが言う。
◆データだけをしめす? データからわかることも伝える?
「『ピザ食べる人?』って聞いたときみんなシーンとしてたから、『ピザをとることに反対ではない…100%』という結果にもできるでしょ」と、さっきのピザの話をする後藤さん。「ん~・・まぁ確かにそうだけど・・」とリカ。「調査した結果をどういう風に見せているのか見極めないと」とキョウコさん。「だったら、集めたデータはすべてそのままの形で伝えないといけないっていうルールを決めればいいのに」とリカが話す。一方でコーヘイは「でもデータだけだとわかりづらいこともあるから、データからわかることも伝えるべきなんじゃないか」と言う。「じゃあ、データからわかることも伝えるほうがいいのか、データだけを示して何がわかるかは伝えないほうかいいのか、どっちだろう?」と後藤さんが言い、最後は「うーん…」と考え込むリカであった。
新年を迎えた後しばらく愛菜ちゃん不足が続いて、2月に入り「ぶっつけ教室 博士ちゃん」「SWITCH」「早稲アカの新撮影メイキング」と続いたので、今回の「メディアタイムズ」については贅沢ですが物足りなさを感じてしまいました。でも番組最後の愛菜ちゃんのドアップにはいつも満足しています(笑)
残念ながら、見てないけれど、愛菜ちゃんにぴったりの知的な話題ですね
愛菜ちゃんはかわいいというより、素敵とか知的という形容詞が似合うようになってきましたね
ようやく録画したのを見ました。
統計調査・・・時節柄、タイムリーな内容だったのではないでしょうか。苦笑
リカは、安定の可愛さでした。
学校の授業でこれを見れる今の学生が羨ましいです。