映画『穢の森』の愛人・北沢役のキャスティングは、無職の人たちを集めたオーディションを行い、父親役は村上淳にオファーしていた山田孝之。映画のストーリーでは重要な役割となる「木」のキャスティング会議を行っていはいるものの、候補が定まらず難航していた。一方で、父親役の役作りに励んでいた村上淳だったが、山田は村上に対して、突然ある提案をする…。それは、村上淳が木の役をするというもの。父親役から急遽「木」の役へ変更となった村上淳。ところが、歌唱力のなさから結果的には降板となってしまった村上淳。
クランクイン1週間前、芦田愛菜は「監督にゆっくりと話がしたい」と言う理由で山下監督を呼び出した。今までのことを振り返る2人。スタッフ一同が山田のペースについて行こうとしても、山田孝之が1人先に進んでいってしまう事を心配する。このままでは良い作品が出来ないのではないか・・・と芦田愛菜。
事務所での美術打ち合わせ。予算的な問題や場所的な問題など課題は多く、重苦しい空気になる中、ドアが開く音が聞こえて振り返る一同。そこには長澤まさみさんが。山田孝之は、母親のさちこ役として長澤さんをオファーしていたのでした。